2.馬券の種類

1)馬券の発売元

フランスの馬券は、「競馬場内で買う馬券」と、「街中のカフェで買う馬券(場外馬券)」の二通りが存在します。「街中のカフェで買う馬券」はPMU(公認場外馬券制度)馬券と呼ばれ、各競馬協会の直営で売られています。場内の馬券とPMU馬券はそれぞれ発券方法、オッズ等はまったく別々です。また、買える馬券の種類も若干異なります。

2)馬券の種類

フランスの馬券の種類を分類するとだいたい次のようになります。

・ガニャン(GAGNANT) 単勝式。

・プラッセ(PLACE) 複勝式。

・ジュムレガニャン(JUMELE GAGNANT) 馬番連勝複式。条件によって単式になる。

・ジュムレプラッセ(JUMELE PLACE) 馬番連複勝複式。日本で言う拡大馬連。

・トリオ(TRIO) 3連勝複式。PMU馬券ではティエルセ(TIERCE)と呼ばれる。

・トリプレ(TRIPLET) 3連勝複式。条件によって単式になる。

・クァルテ(QUARTE) 4連勝複式。1日1レース程度発売。

・キャンテ(QUINTE) 5連勝複式。ごく限られたレースのみ発売。

・クープレ(COUPLE) ジュムレプラッセのPMU版。

・シュペールクープレ(SUPER COUPLE) クープレとティエルセのあわせ馬券らしい。

※フランス馬券の連勝式は、ヨーロッパの多くの国々とは異なって一般に複式のみ。ただし、ジュムレやトリオは単式配当と複式配当の両方が存在し、的中の仕方によって配当が変わる。

※ジュムレやトリプレは通常は複式のみだが、小頭数のレースでは競馬場側の判断で単式になる。この場合のジュムレは、特にシュペールジュムレ(SUPER JUMELE)と呼ばれる。これらは競馬場のみで買える。

※キャンテはPMUのみで発売される。クァルテは競馬場では買えないことが多い。

とにかく複雑で、ちょっと聞いただけでは理解できないものもあります。また、レースによって発売している馬券・していない馬券があるので、レーシングプログラムや新聞で確認する必要があります。

 

場内で買う馬券。

中ほどに「JP. 10F 8 10」の表記が見られるが、これは「ジュムレプラッセ

(馬番連複勝)の8-10を10F」を示している。

 

3)発券方法

競馬場内では基本的に口頭・手売りです。自動発券機もあるようです。カフェでは備え付けのカードに記入して買うようですが、今回は実践していないのでよくわかりません。

4)馬券購入時の注意

フランス人は行列が好きです。発券の窓口には常に行列ができますし、売る側も平気で待たせます。馬券は当該レースの発走「直後」まで売りますが、発走5分前くらいに行列に並んで買えなかったときが何度かありました。また彼らは、時間に余裕があるときはおとなしく行列を作って順番を待っていますが、締め切り直前になると後ろに並んでいても平気で窓口に割り込んできます。これも国民性だと思っていちいち気にしない方がいいでしょう。